家族の声


軽い気持ちで受けた検査、通知が届いて大丈夫と思い信じて行った病院、待っていたのは『悪性の甲状線がん』の結果。
無表情、もともとあまり感情を表に出さない子。どう思ってるんだろう?
悪いものは取ってしまえば終わる。そう思っていた。手術の後「思ったより大きかった、再発の可能性もある」言葉が出なかった。「原発の影響はない。たちの良いがんで進行がゆっくりだからしばらく放って置いても大丈夫」じゃ何で1年足らずで大きくなって、再発という要らないものに付きまとわれなきゃならないの?不安でいっぱいになる。できることは何でもしたい、変われるなら変わってあげたい。熱が上がるたび、疲れた様子を見るたび心配で不安になる。こんな気持ちいつまで続くのだろう。(福島県
中通りの子の母)


私は、中通り地方に住む、震災当時10代の女子を持つ父親です。

今まで子供の病気のことは、回りの人たちには言えずに病院(県立医大)の医師と家族で話すだけでした。

 

しかし、この度「甲状腺がんの会」ができまして同じ病気の子供さんを持つ親と、子供さんの普段の様子、手術前、手術後の体調の事、色々な悩み事など今までには誰にも聞けなかった事を話す事ができて本当に良かったと思っております。

 

同じ境遇の人たちに話す事で気持ちが、たいへん楽になりました。これからの病気の治療の事、子供の将来の事を話すことができる人たちが回りにいる事は、私たち家族にとって力強いかぎりです。また様々な相談のできる「世話人」の方々の存在も大変力強いと思います。定期的に「会」の人たちが集まり、情報、意見の交換などできれば良いと考えております。

 

私たち家族と同じ立場の方々が多くいると思います是非、この会の方へ勇気を持って「手」あげていただければと思っております。